初心者のための投資競馬入門(5)

自分なりの予想で、どの程度当たるかが分かったところで、
いよいよ、競馬新聞などの情報を活用していきましょう。

まずは、タイムに注目してみます。

重賞などは、毎年、同時期の同コースで行われることが多いので、
過去のレース結果を見れば、勝馬のタイムが分かります。
そして、三着に入るためのタイムもおよそ見当が付くわけです。

そこで、自分なりの予想で選んだ馬のタイムを
競馬新聞などで確認してみましょう。

同距離(できれば同コース)のタイムが、
過去10回で、三着以内に入った馬のタイムより遅い馬が
予想に含まれたいたら、その馬を外して、
より高タイムの馬を予想結果に加えてみます。

重賞や特別レースなら、過去10回のデータはJRAのHPなどで
簡単に確認出来ます。

一部の特別レースは、過去にさかのぼった検証ができないので、
前年以前の同時期に行われていたレースや、直近のレースで
条件が似ているもの10レース程度の結果からタイムを確認します。

この方法で、まず土曜日に、全場の9~11Rを予想してみてください。

その結果、自分なりの予想で選んだ5頭と、そこにタイムを加味した5頭で、
どちらが多く一着を当てることができるか、
そして3着以内に入る馬が多く含まれているかを比較してみましょう。

もし、タイムを加味した方が当たるようなら、あなたの予想に欠けていたのは、
持ち時計の情報だったことになります。

逆に、当たらなくなってしまったら、タイムを参考にするのはやめたほうがいいでしょう。

持ち時計は、勝馬を検討するうえで、重要なデータのひとつですが、
誰の予想にも必要なデータとは限りません。
というのも、速い馬が勝つのが競馬ではなく、強い馬が勝つのが競馬だからです。