初心者のための投資競馬入門(6)

出走馬のタイム以外にも、血統や脚質、斤量など、さまざまな要素が、
勝馬を見つける手がかりになります。

もともとの自分の予想に、タイム同様こうしたデータを加味して、
予想の精度が上がるか下がるかを何度か試してみましょう。

的中率が上がるようなら、そのデータが自分の予想に欠けていたことになり、
的中率が変わらない、または下がるようなら、
そのデータはあなたの予想には不要ということになります。

以前書いたように、すべてのデータを知っている競馬博士になる必要はありません。
競馬博士になったところで、競馬が当たるわけではないからです。

実際、競馬新聞の記者や、競馬評論家は、一般の競馬ファンより、
競馬に詳しく、知識もデータも豊富です。
ところが、競馬新聞のシルシや、競馬評論家の推奨馬で馬券を買っても、
三回に一回当たればいいほうですし、当たったところで儲からないことがほとんどです。

春競馬の「AKBのガチ馬」では、まったくの素人である「河西智美」さんが、
2週わたって万券を的中させました。

しかし、その後はハズレ。
勘や思い付きで万券が2回当たればすごいですし、
勘や思い付きでは2回当たるのがせいぜい、ということもできます。

実際には、3回目からは欲が出てきたんじゃないかと思います。
そうすると、色々気になってきて、
本来の直感で馬が選べなくなってきたのではないでしょうか?

また、多少なりとも競馬に興味を持ったことで、
無駄な情報や知識を加味して、前回までとは違う馬を選んでしまった、
ということもあるかもしれません。

誰でも、競馬をあてることはできます。毎回は無理でも、
四回に一回とか、三回に一回とか、もっと確率が低いにしても、
何度も予想すれば必ず当たるはずです。

問題は、当たる確立を上げるために必要なものが何なのか、
ということです。
タイムや血統など、出走馬のデータなのか?
展開や勝馬傾向などのレースデータなのか?
それとも、配当や出目など数字のデータなのか?

自分の予想を向上させるのに必要なデータを見つけることが重要です。